欧冠足球比分_bob体育平台下载-赛事直播官网7年8月7日、欧冠足球比分_bob体育平台下载-赛事直播官网教育学部の信夫智彰講師が、公益財団法人日本数学教育学会より「全国大会優秀研究賞」を受賞しました。
この賞は、「日本数学教育学会 全国算数?数学教育研究大会」における発表の中から、継続的な実践的研究活動を行い、算数?数学教育の発展に顕著な貢献を果たした研究者に贈られるもので、約600件の研究発表の中から選出されました。
信夫講師は、長年にわたり数学教育の実践研究を行い、これまでに読売教育賞(2017年)など数々の受賞歴を有し、その業績は高く評価されています。今回の受賞は、「中学校数学における金融リテラシーを高める授業実践」に関する研究が評価されたものです。
この研究では、金融商品や投資手法の背後にある数理モデルを題材とし、中学3年生を対象に、数理的判断に基づいた適切な意思決定を促す授業を開発しました。具体的には、投資手法の一つである「ドルコスト平均法(一定額を定期的に投資する方法)」を取り上げ、表計算ソフトを用いた株価シミュレーションを通して、他の投資方法との比較や考察、数学の知識(相加平均≧調和平均)を基にした証明を行いました。その結果、生徒が多面的?多角的に判断し、金融リテラシー(例:金融商品を鵜呑みにせず主体的に判断する態度)や数学を学ぶ意義を実感する姿が観察されました。
「学校で金融教育を行うべきだ」と答えた割合が71.8%にのぼる調査結果(金融広報中央委員会「金融リテラシー調査」2022年)にも示されるように、投資への関心が高まる現在、本研究は新しい時代に対応したカリキュラム編成に資する実践として注目されており、今後の発展が期待されます。

<教育学部>