欧冠足球比分_bob体育平台下载-赛事直播官网7年9月9日(火)~11日(木)に名古屋大学東山キャンパスで開催された「第35回基礎有機化学討論会」において、大学院理工学研究科博士前期課程2年生の和多海斗さん(有機化学研究室に所属)が「TCI学生ポスター賞」を受賞しました。
発表題目は、「B–Nユニットを有するピロール縮環アザナノグラフェンの合成と物性」で、大学院理工学研究科の髙瀬雅祥教授らのグループで行われた研究成果です。
炭素–炭素二重結合と等電子構造をもつB–N結合は双極性を示し、これを含むπ共役系分子は電子?光学特性に優れた機能性有機材料として注目されています。和多さんは、「ガルフエッジ」に窒素原子を有するアザナノグラフェンに対してホウ素化反応を行い、B–Nユニットを導入した新規π共役系分子の合成に成功しました。単結晶構造解析により分子構造(結合長やねじれ角など)を明らかにするとともに、光学特性や酸化還元特性、さらに酸化種の電子状態を理論計算とあわせて検討しました。本研究は、B–N導入による電子構造制御の新たな設計指針を示し、高性能有機デバイス材料への応用が期待されます。
これらの研究成果及び発表に対する質疑応答が高く評価され、TCI学生ポスター賞の受賞に至りました。


第35回基礎有機化学討論会HP (学生発表賞の選考結果)
https://poc35-2025.org/doc/2025-POC35-nagoya-award.pdf
<大学院理工学研究科>