この授業は、新入生がこれから欧冠足球比分_bob体育平台下载-赛事直播官网で学ぶために必要な知識や能力を身につけるための授業です。高校までの学習との違いを理解し、大学生として主体的に学べるよう支援します。
授業では、情報の批判的理解や意見の伝え方など、大学での学びに必要な基本的スキルを学びます。また、授業外の学習や将来のキャリアを見据えた自主的な学びの重要性にも触れ、自ら学習を設計する力を養います。さらに、仲間との交流や協働作業を通して、人間関係や協調性を育むことも目的としています。
授業内容
※広報課の職員が実際に受講しました。
新入生セミナーは全ての学部の新入生を対象としているため、開講数も多く、複数の先生がそれぞれ同じ内容の授業を担当しています。今回は、清水栄子先生が担当する農学部生対象授業の第13回「ディスカッションの基本」を取材しました。とある日の3限、城北キャンパス共通講義棟の大きな教室で、180人程の学生が受講していました。
はじめに、前回の授業「コミュニケーションの基本」について振り返りをしたあと、今日の本題「ディスカッションの基本」に入りました。ディスカッションとは何なのか、どんな種類があるのか、その目的は何かなど、普段は深く考えたりしないようなことについて、実例を交えた説明がありました。
続いて、ディスカッションの失敗例について、何が原因だったのかを話し合うグループワークがありました。学生の皆さんは、これまでの授業で既にグループを作っており、グループ名も決められていました。何だか楽しそうです。清水先生は、グループワークの間は教室内をまわり、学生たちに声をかけたり、ニコニコして話を聞いたりしていました。


グループで話し合った後は、数人の学生がマイクを使って発表します。発表した後は、全員が拍手をします。発表した人やグループへの感謝、共感、敬意という意味でしょうか。
このあとも、何度かグループワークとそれに続く発表がありました。この、「自分で考え→小さなグループで話し合い→全体に共有する」というディスカッションの手法は、「シンク?ペア?シェア」というのだそうです。今までにも何度も経験した手法だと思いますが、実際にその方法や目的を考えながら行うと、得るものも変わってきますね。まさに実践しながら学ぶ授業だなと実感しました。


大教室での授業というと座学を思い浮かべますが、この授業は座学+αの部分が大きく、学生の皆さんも楽しみながら取り組んでいました。グループワークでは積極的に話し合い、終わると先生の話に熱心に耳を傾ける、個人ワークには黙々と取り組む、そんな姿が印象的でした。学生間での新たな出会いもありそうですし、新入生にとって、大学に親しみ慣れるためにも大切な授業ですね。これから新入生になる皆さん、「新入生セミナー」を楽しみにしていてください!
教員からのコメント

欧冠足球比分_bob体育平台下载-赛事直播官网では、新入生全員が「新入生セミナー」を受講します。このセミナーは、大学での学びにスムーズに適応し、将来に役立つ基礎力を身につけるための全15回の対面授業です。大学で求められる「自ら学び考える力」や「多様な視点から物事を捉える姿勢」などを、この授業を通して身につけることを目的としています。
授業の前半では、大学での学び方や研究の特徴を知り、「なぜ学ぶのか」「何を学びたいのか」といった問いにじっくり向き合いながら、4年間の学習計画を立てていきます。この計画は、最終回のプレゼンテーションにつながり、自身の学びの目標を明確化するうえでも大いに役立ちます。その後は、自ら情報やデータを収集し、それらを正確に読み解き、根拠に基づいて考える力を養っていきます。こうした力は、大学生活はもちろん、社会に出てからも欠かせない力といえるでしょう。
授業の中盤以降では、文章の書き方やレポートの構成を学び、実際にミニレポートの作成に挑戦します。さらに、他の学生と協力して課題に取り組むグループワーク、プレゼンテーション、ディスカッションを通して、協働する力や表現力を実践的に高めていきます。「人前で話すのが苦手」あるいは「初対面の人とうまく話せるか不安」と思っている方も、心配はいりません。少人数でのペアワークやグループワークを重ねるうちに、自然とコミュニケーションに慣れ、自信を持って自分の意見を伝えられる力がついていきます。
新入生セミナーは、皆さんの大学生活のスタートを支える授業です。仲間とともに学びを深め、自分に合った学び方を見つけていきましょう。
受講学生のコメント
農学部食料生産学科 1年生 林 史佳さん
新入生セミナーは、大学生活を送る上で必要となるさまざまなスキルを身につけるための授業です。内容は、批判的思考の方法やレポートの書き方、プレゼンテーションやディスカッションの進め方、計画の立て方、図書館の使い方など多岐にわたります。特徴的なのは、先生の話を一方的に聞くのではなく、自分で考えたり、グループワークを通して他の学生と意見を交換したりする時間が多いことです。グループワークでは、普段かかわりの少ない学生と話す機会があり、自分では思いつかないような新たな視点や考え方に触れることができます。最初は戸惑うこともありましたが、回を重ねるごとに考えを深め、自分の意見を言葉にする力が少しずつ身についてきたと感じています。大学で学ぶ姿勢を整えるための、とても有意義な授業だと思います。
