地域創生イノベーター育成プログラム事業実施委員会 委員長((一社)えひめ暮らしネットワーク代表理事)板 垣 義 男42 この度、欧冠足球比分_bob体育平台下载-赛事直播官网から「地域創生イノベーター育成プログラム」の事業実施委員への就任依頼があった背景としては、私が久万高原町で企画?実施に携わってきた「ゆりラボアカデミー」における経験をかわれてではないかと考えています。 「ゆりラボアカデミー」とは、私が(一社)えひめ暮らしネットワークを運営する傍ら、同じく代表理事を務める、久万高原町の中間支援組織「(一社)ゆりラボ」が企画運営し、久万高原町の課題解決や地域資源を活用した事業プランを提案する場です。平成30年に始まり、今も定期的に開催しています。この「ゆりラボアカデミー」は、久万高原町に関する提案であれば、町民ではない人も参加できるのが特徴です。また、会場には町長をはじめ、愛媛県庁や地元金融機関、大学等の関係者も集まり、単なるアイデア発表会に留まらず、異業種間の連携や交流が生み出される場としても活用されてきました。 こうした取り組みをさらに高めたり、分野を広げたりすることで、今まで手がつけられていなかった新しいビジネスチャンスの創出や行政サービスの展開、研究開発の推進につなげていく「ブリッジ形」のリカレントプログラムと連携できないか、というアイデアは以前から私も考えているところでした。 今回の地域創生イノベーター育成プログラムにおいては、「ソーシャルイノべーターの育成」が基本方針として掲げられています。受講対象者として、UIJターンの方、キャリアアップを目指す方など、従来の産業振興分野から地方創生分野まで大きく広げて参加を呼び掛けたところに特徴があります。 また、プログラムへの提言を行う事業実施委員会も私のような移住支援を行う組織や中間支援NPO、あるいは技術者団体など、民間、かつこれまでこうしたプログラムに関わる機会が少なかった団体が委員を構成しています。 昨年末には、えひめグローバルネットワークの常川 真由美 委員とともに、東予?中予?南予の各地域へ直接赴き、地域人材の育成に向けたアイデアをお聞きするという「地域ミーティング」に参加しました。東予においては「まちづくりにおける人材育成」、中予においては「地域ビジネスの創出」、南予においては、「高校生から地元住民までを巻き込んだ地域イノベーションのあり方」と、それぞれ内容は異なりますが、活発な意見をいただきました。 私個人の感想としては、イノベーターを育成する環境づくりも重要ですが、こうした地域のイノベーターたちを地域内外のキーパーソンとつないでいく「地域ハブ人材」の育成についても、今後目を向けていく必要があるのではないか、と感じました。 今回、羽藤地域協働センター西条センター長と正本地域専門人材育成?リカレント教育支援センター副センター長のアイデアと行動力で大きく生まれ変わった「地域創生イノベーター育成プログラム」ですが、今後も引き続き地域内外の声に耳を傾けてもらいたいと思います。そして、プログラムを大きく育てるとともに地域の講座や研修とも連動していく仕組みを構築していただきたいです。学外から見た次世代リカレントプログラムの方向性地域ハブ人材の育成に向けて
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