だったり。実際に行ってみて、ここがポイントだったなというところを、できるだけ具体的にお伝えできるようにということは意識しました。今後のプログラムに対して、希望や改善点があれば、教えていただけますか? プログラムとして期待することは、講師のネットワークと受講者のネットワークが機能するように、その場のルールメーキングがすごく大事なんじゃないかなと思います。お互いが自分の持っているリソースや強みを惜しみなくギブしあえる関係で、失敗してもOKという、どんどんチャレンジしてみることを良しとするような文化がそこのコミュニティの中でできていくと、自然にプロジェクトが生まれていくのではないかなと思いますね。そういう場の雰囲気づくり、熱量づくりができると、すごく素敵なんじゃないかなということをプログラムに対する期待としてはあります。では最後に、受講者にエールをお願いします。 一歩踏み出すとか、何か事業をやろうと思うと、怖いじゃないですか。だけどそれって、一歩を大きく考え過ぎている感じだと思います。新規事業をやってみたいと思ったときに、そのためのプロセスを分解していくと、それは本当に小さな一歩なんです。だからまずは、小さく分解して考えてみることが大事なんじゃないかなと、最近すごく思います。 ブレイクダウンすると、新規事業に興味があるなら、まずは興味があることを実践している人の情報を調べてみて、その人にコンタクトをとってみるとか。いきなり自分が行うのが怖かったら、興味があるプログラムに参加したり、メンバーとしてお手伝いしたりして考えてみるとか。一歩を小さくしていくと、明日から、それこそ今日からでも行動できる大きさに変わります。怖いからと踏み出さなければ何も変わりませんが、本当に小さな1ミリの一歩でも、踏み出すことで絶対に何か変わりますから、そういうアクションを起こし続けることですよね。本当に1日1ミリでも何かし続ければ、1年経ったらすごい成長しているはずですから。 あとは、発信するってとても大事だと思います。自分がどういうことをやりたい人なのかということを身近な人に話したり、それこそこのプログラムの参加者同士で、私こういうことやりたいと宣言したり。そのため、今回も講義の最後に、やりたいこと、アクションの宣言をチャットに打ってもらいました。 自分自身がやりたいことを発信していると、自然と応援者も出てくるんです。思いもよらないところでアドバイスもらえたりというのが、どんどん広がっていくので。やりたいことを言うことは、すごく大事かもしれないと思いました。 あとは、設計図を広げるときに、すごい大事かもしれないと最近思うことは、イノ旅の進化版として取り組んでいる「旅するスナック」を例として言うと、それをすることによって、世の中がどう変わるんだということ、夢とか、恥ずかしいなと思う部分も伝えることで、ロジカルだけじゃない、儲けがどうこうとかじゃないところで、人って応援してくれたりとかするなと思うので。もちろん事業としての収益性とかも大事ですが、最初のフェーズは実績もない中で、できるものって夢を語ること。それでみんながワクワクして、そういう世界を作りたいと思わせられるかどうかっていうことぐらいしかできないじゃないですか。だからそれはすごく大事なのかなと思います。私はそういうところで、本当にいろんな方に救われてきているので。決して頭がいいから、事業のスキルがあるからではないと思っているんです。だから、そんな私を助けてくれる人たちは、多分そういう部分で信じて応援してくれてるんだろうなと、本当に思います。 あとは、失敗してたほうがいいよっていうのは言いたいですね。失敗していないっていうことは、自分ができる枠の中で納まっていると思うんですよね。何か新しいことへチャレンジしたときって、きっと何かしら失敗すると思うんですよ。だから失敗しているかっていうことは、よく自分に問うようにしているかもしれないです。失敗の中から次に活きることもありますし。最初から正しく行うより、失敗から改善していくというのをいかに繰り返せるかのほうが大事かなと思います。07
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