社会共創学部環境デザイン学科の佐藤哲教授が研究代表者を務める、東アフリカ?マラウイ共和国における国際共同研究プロジェクト「世界自然遺産?マラウイ湖国立公園における貴重な自然と調和した持続可能な地域開発モデルの構築」が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と独立行政法人国際協力機構(JICA)が共同で実施している地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)に採択されました。SATREPSは日本の優れた科学技術とODAの連携による地球規模の課題解決に向けた国際共同研究です。JSTとJICAが連携し、科学技術の競争的研究資金と政府開発援助(ODA)を組み合わせて実施されることが特徴です。2008年から世界51カ国で145プロジェクトを実施しており、今回の採択は、マラウイ共和国で初めてのもので、欧冠足球比分_bob体育平台下载-赛事直播官网からは2件目となります。今年度中に国際共同研究に必要な相手国政府や研究機関との合意文書を取り交わし、2020年4月から5年間の予定で研究を行います。
この研究プロジェクトは、世界自然遺産に登録されたマラウィ湖国立公園にあるチェンベ村という漁村を舞台に、豊かな自然環境がもたらす水産?農業?森林?観光資源を、ばらばらではなく総合的に管理?活用していくための「統合資源管理システム」を構築し、人々の生活と福利の向上を目指すものです。そのために必要なモニタリングや意思決定の仕組み、そして管理運営のための組織や制度を構築します。これらの全体を「持続可能な地域開発モデル」として広く普及することで、持続可能な開発目標(SDGs)の様々なターゲットの達成に貢献すると同時に、人間の生活と自然の調和を促すような自然保護区の管理政策の提案を目指します。
- プレスリリース
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)からのリリース
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1377/index.html
独立行政法人国際協力機構(JICA)からのリリース
https://www.jica.go.jp/press/2019/20190516_01.html
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